09.01.25のブログについての雑感

*公式ブログにたくさんの応援メッセージが寄せられています。以下、この記事に対する、わたしの個人的な感想です。


椿姫さんに対して「少しでも男っぽいところがあったら…やっぱり男だ、(……)」や「男ぽさを出せ」と言われるような状況は論外です。そのようなことを言う方の人間性を疑いますし、人間を否定的なステレオタイプでみることの弊害でもあります。まさに偏見。


一方「かなり女の子らしさを意識してるとこ」は諸刃の剣なのかもしれません。女性が自分磨きに精進するためのきっかけとして、プラス方向に作用することもあるでしょうし、逆に「ぶりっこ」呼ばわりされて嫌悪の対象になることもあるでしょう。ただ、これは、人それぞれの好みの問題として、受け流しておけばいいようにも思われます。この点に関しては以前、椿姫さんと同じ個性をお持ちで文筆家の能町みね子さん(id:nomuch)もブログや雑誌記事で批判されてました*1 *2。能町さんの批判をひとつひとつ潰していくことができれば、椿姫さんのステップアップになるかもしれません。


ところで、メジャーになる前の椿姫さんを取材したNHKの『一期一会』や、先日の『アメスタ生放送』の椿姫さんからは「過剰な女性らしさ」は感じられませんでした。素朴な直感なので、理由はわかりませんが、凛としてスマートな印象を受けました。しゃべり方や身振り手振りなどの外見的な部分が「テレビで認知されている(とわたしが考える)椿姫彩菜像」と異なっていたのかもしれません(そういえば、ラジオに出演されているのを聞いていた時にも同じような感覚を覚えたことがあります。ということは、過剰な女性らしさの正体は「所作」?!)。


キャラチェンジというわけではないですが、上に挙げたような、まだテレビではあまり前面に出ていない側面をすこしずつ出していけたら、周囲の評価も変わってくるのではないか?、とわたしは考えます。


そんなわけで、「椿姫彩菜が選んだコンプレックスを個性として生きていく生き方。『生まれながらの個性とは一体何か?』…椿姫彩菜の生き方に迫る」という来週日曜日の『情熱大陸』の密着取材が楽しみです。